m_64_(コミックバンチ

新潮社・コミックバンチって漫画誌がありましたけど、ここは元・週刊少年ジャンプ編集長・堀江信彦、氏が新潮社に移り立ち上げた漫画誌で、ジャンプ編集部時代には

『北斗の拳』や『キャッツ♥アイ』『シティーハンター』を漫画家とともに作ったそうです。

その縁から、コミックバンチには、原哲夫、先生や北条司、先生を連れて行ったそうです。

そして話は記事タイトルにもあります、このコミックバンチの新人賞の話になりますが、

賞金総額1億円

グランプリが賞金5000万円


当時「受賞者が出た」までは知ってました

漫画賞について、あまり知らない一般の方は、この額がどのくらい高いのかわからないかと思いますが

漫画家志望者などの間で賞金の高さで、おなじみ、は集英社・週刊少年ジャンプの手塚賞ですが、
そこでも200万円くらいなのです。

しかも受賞者無し、なんて回もあり、

200万円の賞金は5年に1回くらいしか出てません

※手塚賞で200万円が出た一例で井上雄彦先生は、スラムダンクで累計1億5000万部のヒット作になりました。


他の漫画賞も通常の最高額は多くても100万円でそれが常識となっていますし受賞者をなかなか出しません

めずらしい高額賞の例としては
昔、1位賞金が1000万円なんて漫画誌もありましたが、これは結局は受賞該当者無し、って結果でした。



その詳細は以下リンク先

【外部サイトへのリンク】アーススター国民的まんがグランプリ_(賞金1000万円)の結果発表(TUTAYA)


上記のいくつかの例からわかりますように

この新潮社コミックバンチの賞金5000万円、でさらに受賞者が出た、という事が、いかに珍しい事かわかりますでしょうか。


ちなみに、ここの賞の
漫画賞タイトルは

世界漫画愛読者大賞

応募者条件はプロでも可外国からでも可でした。

世界という名前が入っている事や金額から考えても

世界に通用する漫画家を輩出したい、そんな思いが伝わってきます。


集英社・手塚賞入選の井上雄彦先生ですら賞金200万円だったのですし、それを、
はるかに上回る賞金5000万円を受賞した新人漫画家とは?


きっと有名になっているに違いない。。



その漫画家は、はたして誰なのか?

紹介いたしましょう



受賞者名は・・・・・・・

木ノ花 さくや先生

これを聞いた皆さん、の大半は、こう思ったに違いありません

あれ??・・・聞いた事のない名前だ・・・・



しかし、まだ知らない人だと決めつけるのは早い.です。

なぜならば、上記名前は2人で、やるときのペンネームなのです。

きっと、その2人の個人名は有名な漫画家に違いない





その2人とは・・・・・

西野公平..........西野つぐみ.....て方だそうです。

これを聞いても、またもや、皆さん


あれ??・・・聞いた事のない名前だ・・・・


と思われた事でしょう。

しかし、ここまで聞いても、「おかしい、無名のわけがない

なにしろ賞金5000万円を受賞した漫画家なのですから

そうだ、漫画のタイトルを聞けば、きっと有名に違いない


その5000万円を受賞し連載にいたった漫画タイトルは・・・・・・・





『エンカウンター ~遭遇~』
m_60_(世界漫画愛読者大賞グランプリ賞金5000万円

これを見たとき、またもや、みなさんは、

あれ??・・・聞いた事のない名前だ・・・・

と思われた事でしょう。

おかしい、賞金5000万円貰った漫画が有名ではないなんて・・

そうだ、この漫画家は原作と作画が分かれている
作画専門の人が描いている.んだから、、きっと絵が上手いに違いない

新人でありながら、コミックバンチの連載漫画家、
原哲夫先生や北条司先生を上回るくらいだったりするんじゃないか?


見てみましょう。

絵は以下のような感じです



m_61_(世界漫画愛読者大賞グランプリ賞金5000万円

「あれ・・何か・・・・・・」

と思った人もいるでしょう。

しかし、漫画において絵はあくまで二の次であり、内容が命なのです。

ストーリーと作画が2人で分かれているんだから原作者が有能なんじゃないか?


きっとストーリーのクオリティが高いに違いない。内容さえよければ人気アンケートは良くなります

本誌内では人気上位で、きっと長期連載漫画になっているに違いない・
・・・

はたして何巻まで続いたんでしょうか?







全5巻.

しかし巻数が少ないとしても打ち切りだったとは言い切れないのです

きっと短いが読者には好評だったんじゃないか?

なにしろ賞金5000万円なのですから



きっとAmazonレビューでは高い評価がいくつもついているんじゃないか?

いったい、いくつのレビュー数がついているのでしょうか?


見てみましょう以下。

m_63_(世界漫画愛読者大賞グランプリ賞金5000万円
レビュー数1件。点は並評価である3点。

ちなみに3巻以降はレビューが1件もついていません


全5巻ですが、この漫画は打ち切りなのか、または元々、この巻数予定だったのかは定かではありません。

この漫画、1話だけ見てみましたけど、超常現象の殺人事件みたいな話かと思います。
Amazonレビューでは「MMR」「Xファイル」みたいなジャンルだと書いてあります。


この漫画、今見たい人がいても、市場に出回っている数自体少なそうですのでブックオフとかでも、なかなか見かけないだろうとは思いますので

見たい人は以下のAmazonから購入したらいかがですか。
全巻、1冊当たり送料込みで260円で買えるようです




この漫画家・木ノ花 さくや先生は、ウィキペディアで見ますと、その後は漫画家として出した漫画は2冊くらいだそうで。今は漫画家としての活動はなさってない模様。

【外部サイトへのリンク】wiki__木ノ花 さくや(このはな さくや)


その後の活動は目立たないものですが、
この夫婦、きっと受賞当時は2人で祝賞会などした様なんかが想像できます。

なにしろ5000万円ですから
自宅購入なんかも高望みしなければ即キャッシュで購入なんかもできそうです。




ちなみに、この漫画賞の同年に準グランプリも出ていた..そうで、

賞金は1500万円

そうだ、漫画では佳作とか下の賞から売れっ子漫画家になるケースもある。

冨樫義博先生は佳作で30万円だったしナルトの作者も佳作だった。鳥山明先生にいたっては賞未受賞だった。

きっと、この1500万円貰った漫画家は有名になっているに違いない。

それでは紹介しましょう。




松家幸治 「ガキんちょ強」

m_62_(世界漫画愛読者大賞・準グランプリ


これを見たとき、またもや、みなさんは、

あれ??・・・聞いた事のない名前だ・・・・

と思われた事でしょう。

しかし、漫画誌内では、長期連載になっているに違いない。

何巻まで続いたんでしょうか?




全5巻

受賞時についての本人のインタビューなどは以下サイトで見れます。

地方新聞のような雰囲気で紹介されています。

【外部サイトへのリンク】世界漫画愛読者大賞の準グランプリを受賞した松家幸治さん

2002年に29歳だったそうなので2016年の現在は43才でしょうか。

この漫画もたぶん市場に数が出回ってないでしょうから、ブックオフなどの古本屋にはなかなかなく、見たい人はアマゾン購入がいいかと思います。送料込みで260円で買えるようです。以下



ちなみに、この松家幸治、先生は、その後「心に残るとっておきの話」週刊コミックバンチ、全6巻

を出したそうで、量的には、前記の、木の花さくや先生、以上は出したようです。


コミックバンチ
世界漫画愛読者大賞

受賞者は残念ながら、世界以前に日本にも浸透しなかった..もよう。


しかし看板に偽りはありません。・・・・

賞金だけは確かに世界レベルだったとは思います


冒頭で出た、手塚賞入選者200万円の新人で、その後が、期待通りにいかなかった例も紹介しています。
【このブログ内リンク】斉藤尚武先生の現在とは?