最近、ネット上で見ましたけど一智和智先生という漫画家の担当編集者の例。

この漫画家の漫画は「バーサスアース」というものらしいです。


最近、この連載が9巻で打ち切り.になった後。
一智和智先生は.自主的にネットで続き描いて発表.しているそうですが
.編集者からやめるように注意を受けている.そうです。

m_g_97(一智和智バーサスアース


この編集者は実名は出せないそうで「Mさん」と表記されています。

そうなってしまった経緯について。過去の初対面時にさかのぼります。

初対面で、一智和智先生に対してこの編集者M氏は、こう自己紹介したといいます。

.僕は少年漫画を9割わかっている.


それで、この編集者が、いかに自分の考え方に自信を持っているかを感じさせるエピソードとしては

.編集長からのアドバイスでも納得いかないと取り入れない.

具体的には以下
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Mはとにかく話を詰め込ませるタイプでページあたりのコマ数はどんどん増えて行く。
一智和智先生はここぞというときは大きくコマを取るんですが絵的に見栄えのする大コマも小さくされる。
ある日「編集長にもっとインパクトあるコマは大きく見せろ」
と言われたが編集者Mさんは僕らには僕らのやり方があるので無視しましょう」
と言った

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そして最終的には、9巻で打ち切りになった事は前半で書きましたけど、
その後、この漫画家・一智和智先生編集者M氏から最後に、こういわれたそうです。

.君は相当面白いネームを持ってきても載らないよ.

そこから、一人で勝手に描いてネットで発表しはじめるわけですね。

後、詳細についてもっと見たい方は以下で見てください

【外部サイト】佐藤秀峰ノート「一智和智ロングインタビュー 」


インタビュー内にも書いてますが、この編集者Mさんからの指導で勉強になる事もいろいろあったそうです。
ちなみに1巻だけ見てみましたけど、飽きずに見れました。
私が1巻だけでも飽きないで見れるのはめずらしい方なのです。
これは「少年漫画を9割わかっている」という担当編集者のおかげもあるのでしょう。




そして一智和智先生の話はこれくらいにして、他の例についても書いてみます。

.中村珍先生.

この方は、昔.ブログで担当編集者への不満を書いて、それが原因で打ち切り.になったそうで。

その経緯について。

ちなみに、この中村さんの当時の連載には猫が出てくるそうなんですが

当時、担当編集者から「掴みが弱いので猫を出しましょう」という話が出たそうで、
それで最終的には.猫を出さないと連載まで行かせない.
と言われてたそうでそれで、しぶしぶ出したそうです。


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この.猫を出す案に関しては、個人的にはそんな悪くは無いと思っていまして.。

メリットとしては
.話の大筋を変えなくて済む.
「ページ数をそんなとられない」
「猫好きは世間に多いでしょうから、それなりに興味引く効果ありそう」

で編集者としては、もしかして
.話の大筋を変えたがらない漫画家が多いだろうから」と考えて出してくれたアイデア.かもしれないとも考えられます。

しかし、漫画家側が.少しでもいいから読者人気上げたい、という発想でない場合.は
.ストーリーに関係ない猫を出すなどバカらしい.と感じてしまうでしょう。


編集者と漫画家の.意見の食い違いの原因.のひとつは

.編集者の目標はあくまで大ヒットだが漫画家はそうでもない人が割といる.

.編集者は少しでもいいから読者人気の底上げがしたい..と考えていると思いますが、
.漫画家は読者人気は二の次で自分のやりたいようにしたい.
って人がけっこう多いかもしれません。

.漫画は、あくまで商品.みたいな意識高い漫画家は編集者と意見、食い違う頻度は比較的、少ないだろうなとは想像できます。

ちなみに前者の一智和智先生は佐藤先生のインタビュー内で見ますと結論的には
.ビジネスみたいな感覚でやってきたが、それは良くない.
みたいな結論に至ったみたいですね。




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