過去の思い出話みたいなものですが。
ネット上の記事で.週刊少年ジャンプの短期打ち切りリスト.なるものを見まして懐かしいので書いてみます。

【外部サイト】全45タイトル! 10話未満も!? 『週刊少年ジャンプ』で短期連載で終わっちゃった漫画
(記事最下部にも同じリンク貼ります)

上記は数十個掲載されてますが、これを見ていまして、いくつか印象的といいますか懐かしく感じるものがありました。
それらは2007年あたりに集中してるんですが、要するに私がそのころに週刊少年ジャンプに持ち込みしてたって事です。

一応ジャンプの新人のクオリティを確認しておこうと思いましてチェックしてました。

ちなみに短期打ち切りが多い事でジャンプは有名ですが、理由は新人人数がたくさんいるから、ですね。

ちなみに.ジャンプには新人専用の漫画誌.がありまして当時は「赤丸ジャンプ」なるタイトルでしたが
確か季刊だったかと思いますが
こういう物の存在自体がジャンプの競争率の高さを感じさせますが、さらに・・・

.毎号、全員違う人が掲載されている.のです。

ここもジャンプ新人の人数を感じさせてました。

ちなみに編集者一人あたり100人以上は新人抱えるらしいのですが編集部には編集者は20人くらいはいるらしいので
ジャンプ新人は全体だと2000人以上はいるという計算になります。

持ち込みに行けば、賞とれるまではいかなくとも、ある程度見込みあると感じてもらえれば名刺もらえて一応、ジャンプ新人としてカウントされます。

私も当時、その中の一人には入れてもらえてました。


それで話は戻り、打ち切り、リストの話ですが
個人的には懐かしいのをいくつか紹介+感想していきますが




.『ベルモンド Le VisiteuR』石岡ショウエイ.全19話.
(連載期間:2007年32号-2007年51号)

元の「読み切り」は上記の説明した新人専用漫画誌「赤丸ジャンプ」で掲載されてまして当時私はそれも見ていたので印象に残っているんですが、
赤丸ジャンプの中でたぶん人気アンケート結果が良くて連載までいけたケースかと思いますが、
漫画の内容をおおまかに説明しますと

.主人公は地下牢に住んでいるヨーロッパの貴族?みたいな設定で犯罪者を地下牢で拷問して白状させる
とかいう職業って設定だった記憶があります。

確か、「警察では白状させられないような強情な犯罪者も白状までもっていかせられる」みたいな設定だった記憶があります。

白状のさせる方法とかは印象には残ってないんですしストーリー的にはシンプルなものだったかと思います

しかし主人公の性格が個性的で、新鮮味はありました。(どう個性的だったかは後に書きますが)

漫画作りで重要視されている
.キャラさえ魅力的にできてればストーリーはなくていい.
をそのまま、やろうとしたんではないか?と感じました。

この漫画の主人公の個性についてですが
「犯罪者が主人公に罵しる→主人公が感謝を述べる」てリアクションが割と新鮮味あったといいますか


あと主人公は、犯罪者への拷問役って設定なんですが、その役割だと
.普通は、主人公は正義感でやっていると思うでしょうが、読み切り版では、後半で
.単に.拷問するのが趣味.って性格設定がわかるんですが、そこも一般的な少年漫画の主人公像とは違うものかと思いますし個性的かと思います。
拷問が趣味なんてのは、どちらかといいますと悪人よりの考え方ですし。




.●『MUDDY』藍本松.__全12話.
連載期間:2008年3号-2008年16号

これは内容は私は見てないんですが、作者が印象に残っていまして
.当時18歳で受賞で女子.ってとこですね。

少年漫画家で女子自体めずらしいですし印象に残ってました。
これは短期打ち切りだったようですが、その後に「保健室の死神」とかいう漫画で割と長続きしたんじゃないでしょうか?




●『メタリカメタルカ』水野輝昭 全17話..
連載期間:2010年24号-2010年41号

これも中身は見てないんですが、印象に残っている理由は作者が当時35歳くらいだそうで、ジャンプにしてはめずらしい遅い年齢での初連載かと思います。
.ジャンプは25歳以下でないとデビューできない.
なんて噂があるのですが、こういうデビュー例を見ますと25歳以下説は都市伝説だった事がわかりますね。

.この漫画家がジャンプで成功できれば高齢漫画家志望者に希望与える所だったでしょうが.・・・・


Amazonでは点数は以下
m_172●『メタリカメタルカ』水野輝昭
平均1.6点と低い点数がついています。

以下からAmazonでの評価など詳しく見れます。




.●『ダブルアーツ』(古味直志)..

これは3巻くらいは出たので短期打ち切りリストには出てないですが印象に残った理由は
.作者が.当時18歳で受賞して月例賞で準入選で50万円.だった事です。
準入選以上はめずらしいですし当時、久々の大型新人として期待を受けていました。

普通の新人であれば3巻続けば、まあまあ良かったとなりそうですが古味さんは意外にも打ち切りで当時ビックレした記憶あります。

ですがその後に「ニセコイ」とかいうラブコメで一定の人気とれている模様。
20巻はででいるようでジャンプという競争率高い中でこれだけ続くだけでもめずらしいですから成功なんでしょう。





●『Sporting Salt』久保田ゆうと 全18話.
連載期間:2014年43号-2015年10号
m_170●『Sporting Salt』久保田ゆうと
これは最近の漫画なんですが、ネット上の一部で話題でした。

スポーツ医学の漫画なんですがその
.スポーツ医学の知識が低レベルすぎる.と話題でした。
ここに関しては私はシュールなギャグだと思えば、まあまあ楽しめると思いました、

Amazonでも、平均点が1.8点と低点数ですが
m_171●『Sporting Salt』久保田ゆうと、レビュー

ジャンプ漫画の短期打ち切り、ってのは恒例行事でありまして、それらに主に興味持つ層がいて、
その層の中でブームになる漫画ってのがあるみたいで、近年だと、これがはまったんでしょうか?

売れた漫画が過大評価受ける事があるように逆もあり得ると思っています。
要するに、けなす事が流行る、っていいますかね。

あとこの漫画が注目されてた要素としては.絵が下手.という事でした。

絵に関しましては個人的に思った事は、カメラアングルとか難しい事にチャレンジしている印象はありました。
要するに「俯瞰や、あおり」の構図が多い印象という事です。
「俯瞰やあおり」では、その作者が.人体にパースかける技術.が、どれだけ身についているかが出るんですが、、これが非常に難易度の高い技術だと私は思って
意図的に人体にパース使わないようにしているプロも多くいますが、そこからも人体パースが難しい事がわかると思います。

チャレンジして失敗すると、「難しい事にチャレンジした」という評価ではなく
「失敗した」という印象の方が先にきてしまうと思います

ただ.難しい事にチャレンジする意識というのは進歩の為には大事な事.なのでその点では.久保田ゆうと先生は素質ある.という考え方もあるとは思います。






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